今、日本のエキナカや百貨店のスイーツストリートで、ひときわ長い行列を作っている最注目ブランドをご存知でしょうか。それが、オードリーやタルティンを手掛けるプレジィール社が打ち出したバター菓子専門店「薫るバターSabrina(サブリナ)」です。
現在、常設店は全国で東京・大阪・福岡のわずか3店舗のみ。今回は、現地で行列に並ばなければ決して手に入らない看板スイーツ、逆さ折りパイ(アンヴェルセ)の「パルミエ」を徹底レビュー。実際に足を運んでわかったリアルな食感や、お土産に外せない賞味期限の最新情報までプロのグルメライター視点で掘り下げてお届けします!

究極のサクサク感!アンヴェルセ製法が生む「パルミエ」を実食レビュー
フランスの伝統的なパイ菓子である「パルミエ」。サブリナのパルミエを一目見て驚くのは、その圧倒的な存在感とサイズ感です。一般的な一口サイズのパルミエとは一線を画し、手のひらにドスンと乗るほどの贅沢な大きさ。しかし、ひとくち齧れば、その軽やかな食感のギャップに驚かされることになります。
バターで生地を包み込む「アンヴェルセ(逆さ折りパイ)」の魔法
この極上の軽さと、噛むほどに溢れ出るジューシーなバター感の秘密は、製法にあります。サブリナが採用しているのは、通常のパイ生地とは逆の仕込みを行う「アンヴェルセ(逆さ折り)」という高度な技術。小麦粉の生地でバターを包むのではなく、『バターの生地で小麦粉の生地を包み込んで』何層にも折り込んでいく手法です。
これにより、焼き上げた瞬間に水分が均一に抜け、空気の層がどこまでも繊細に広がります。ザクザクとした硬い歯ごたえではなく、「サクッ、ハラハラ……」と口の中でほどけていくような未体験の食感。大ぶりなサイズでありながら、決して重たさを感じさせず、1個をじっくりと、大切に噛み締めながら食べ進めたくなる気品が漂っています。

味わいのグラデーション:角砂糖の甘みと本格派アーモンド
美しい花形(あるいはハート型)に成形されたパルミエの表面には、まるで雪景色のように満遍なく角砂糖(大粒のシュガー)がまぶされています。この砂糖のジャリッとした力強い歯ごたえが、繊細なパイ生地の食感に見事なアクセントをプラス。噛むたびに甘みとバターの塩気が混ざり合い、最高のロースト感が口いっぱいに広がります。
さらに見逃せないのが、中心部にちょこんと添えられたバタークリームと大粒のアーモンド。このアーモンドが、単なる彩りや飾りの範疇を完全に超えています。非常に香ばしく深煎りされており、カリッとした心地よい食感とともに、ナッツ特有の濃厚なコクを主張。甘いパイ生地の中で、このアーモンドのほろ苦さと香ばしさが全体をきゅっと引き締め、最後のひとくちまで飽きさせない完璧な計算が成り立っています。

断面が証明する、狂気的なまでの「美しき多層構造」
パルミエを思い切って真ん中で割ってみると、その緻密な断面図に思わず息を呑みます。いくつの層が重なっているのか肉眼では数え切れないほど、極薄のパイ生地が幾重にも、幾重にも折り込まれているのが分かります。

この隙間にたっぷりとフランス産高級バターが染み込んでおり、焼き上げられることで極上の香りを放ちます。封を開けた瞬間に部屋中に広がる、あの芳醇で甘やかな「薫るバター」の正体が、まさにこの断面に凝縮されているのです。

【2026最新】薫るバターサブリナの国内販売店舗一覧
これほどまでに人々を魅了するサブリナですが、手に入れるためのハードルは決して低くありません。なぜなら、2023年10月29日に待望の3店舗目としてJR博多シティ内の「博多阪急」にオープンしたものの、現時点でも全国でわずか3店舗しか常設店が存在しないからです。
なお、運営元であるプレジィール社の主要工場は愛知県(海部郡蟹江町)にあるため、中部地方(名古屋など)に常設店舗がないのは意外に感じられるポイント。それゆえに、東京・大阪・福岡を訪れた際の新定番お土産として、圧倒的なプレミア感を放っています。
| 店舗名 | ロケーション | 電話番号 |
|---|---|---|
| グランスタ東京店 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内1F(改札内) | 03-6206-3215 |
| 阪神梅田本店 | 大阪府大阪市北区梅田1-13-13 阪神梅田本店B1F | 06-6345-1201 |
| 博多阪急店 | 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多阪急B1F | 0120-702-147 |
サブリナ「パルミエ」の賞味期限は?お土産・ギフトに最適な理由
購入する際、手土産やギフトとして一番気になるのが「日持ち(賞味期限)」ですよね。サブリナのパルミエの賞味期限は「お届け時より約1ヶ月(約30日前後)」となっています。焼き菓子・パイ菓子としては比較的長めに設定されているため、遠方にお住まいの家族や友人への贈り物、ビジネスでの手土産としても安心して選ぶことができます。

ライターが教える、現地での購入・持ち帰り時の注意点
実際に現地で購入してみて感じたのは、サブリナのパイ生地は前述の通り「アンヴェルセ製法」による超繊細な多層構造であるため、衝撃に対して非常にデリケートだということです。賞味期限は1ヶ月と長いですが、持ち帰る際に満員電車で圧迫されたり、スーツケースに無理に詰め込んだりすると、せっかくの美しい花形パルミエが箱の中で割れてしまうリスクがあります。
せっかく並んで手に入れた名作スイーツですから、持ち帰る際はできるだけ手荷物として優しく、水平を保ちながらキープするのが、現地に足を運んだファンならではの鉄則です。パッケージのデザイン(ブルーとホワイトを基調としたフランスの薫り漂うイラスト)も秀逸なので、無傷できれいに渡せれば、喜ばれること間違いなしですよ!
